
まず、ゲームボードを広げ向かい合って座ります。

部屋カードから4枚選びセッティングします。
この際、〇匹の数字の合計が少ないほどはやく終わります。



猫チップをそれぞれランダムに部屋の外に配置します。しなくてもいいのですが、可愛いので配置してもらいたいです。

青色側がネコネクション側のカードです。数字が低めで攻撃的なカードが少なめです。ストレスに対する適切なコーピングスタイルを表しています。しかし中にはついとってしまいがちな強い否定や行動も入っています。

赤色がニャディクション側のカードです。数字が高めで攻撃的で不穏なカードが多いのが特徴です。
ベースになっているのは、インターネットゲーム依存を中心とする嗜癖の周辺行動です。不適切なストレスに対するコーピングスタイルも表しています。

クラフトカードです。ネコネクション側のカードです。地味だけど強いカードです。依存症におけるコミュニケーショ術、CRAFTがテーマのカードです。 強いカードなので通常は引けませんが、あるカードの能力があれば引けます。このゲームはゲームが大好きな子供、ゲームがそこまでわからない親を想定してバランスをとっているので、ハンディキャップとしてこのカードを自由に引けるようにすればネコネクション側がかなり有利になります。
これらのカードをそれぞれ、ボードに配置します。
これらを山札と呼びます。

フィッシュチップを海にセッティングします。3枚のフィッシュチップを最初に持ちます。フィッシュチップはディフォルトのルールでは無限にある設定でなくなったら他のコイン等で代用していただきたいのですが、有限の設定にしたら戦略がひとつ生まれるのでそれも面白いと思います。

この数字だけのカードはノーマルカードです。スタート時はこの10枚のカードが最初のデッキ(自分が使用できる全てのカード)となります。

ジャンケンカードです。グーチョキパーありますのでそれぞれ3枚づつ持ってください。

ジャンケンのカードはそれぞれ勝った時、負けた時に効果が違います。

戦略の基本となるのはグーです。
グーカードで勝利か引き分けでデッキに強いカード(ニャディクションカード、ネコネクションカード)がランダムで追加されます。基本的にはこのカードが多いほど強くなります。それぞれはそれぞれの陣営のカードしか追加できません。フィッシュトークンがなければ勝っても負けても何も起こりません。ですが、相手を邪魔するために出すことも可能です。
Dマークはドロー 肉球カードは追加アクションを表しています。後述します。

パーはフィッシュトークンを追加するカードです。フィッシュがなければグーカードで勝つ意味がありません。魚がなくなってくればパーを出したくなるという心理が生まれます。

チョキはデッキ改築のカードです。
1枚捨てる。
2枚捨てて1枚える。
特殊ルールでミームライズがあります。これはややゲームに慣れた人向けのルールで相手のデッキに差し込むことで相手の弱体化をねらえます。また、差し込まれたカードが手札に来た時、ほぼ負けてしまうバランスなのでチョキを出して廃棄したくなる心理が生まれます。
ミームとは遺伝子のような人の価値観が伝播することを意味する形而上の概念です。親子で行動様式が似てくるのを表しています。
親が自分ができないことを子にやらせるより、できることをやらせた方が行動変容を促しやすいのでそれを表しています。
シチュエーションによってどれで勝つかで有利不利になるのが決まってくるのでこの読み合いが基本戦略となります。ただランダムで何も考えなしに出すのでもOKなので運に身を任せても問題ないです。

ジャンケンが終わったら夜フェイズ、ジャックキャッツのフェイズです。このカードの一つだけアクティブ(有効)にできます。最初は、続けて出せるようなカードが一枚もないために一枚だけになります。

ゲームが進んでいくとこのようにカードの種類が増えていきます。この場合は満なこの猫禁断症状に肉球マーク(アクションマーク)がついています。

これをアクティブにすると、このカードの特性により「猫のいない部屋の数だけ」さらに手持ちのデッキからカードを引くことができます。猫が全くいない時は4枚。1部屋 いない時は1枚です。さらにこのカードの肉球マークが一つついているので、さらに一枚追加でアクティブにできます。

別のパターンを見てみます。このようなカードを引いたとします。
この場合、まずは、9の猫一番のカードをアクティブにします。
すると、このカードは後攻になります。この段階で手順がネコネクション側に映ります。(ジャックキャッツは後攻有利です)
次にネコネクション側のターンが終わったら、このカードの機能によってカードを一枚デッキから引いさらに1枚アクティブにできます。

このようにカードの能力を駆使して、合計11になりやすいよにデッキを構築します。
ジャックキャッツで勝利したら猫のトークンがもらえます。通常は1ですが、勝利条件によってさまざまな補正がかかります。
11丁度で勝つと、猫のトークンがプラス4され、そのほかの補正がなければ5猫のトークンを場に置けるかひっくり返せます。
1のカードを交えて勝つとプラス3
その他、カードの効果でさまざまな補正がかかります。
このように条件付きジャンケンと、デッキを使ったブラックジャックゲームを繰り返しながら猫で陣取りをやっていきます。

猫が例えば、部屋の占有条件を満たしたとします。
すると、部屋カードの効果により補正がかかります。

この場合、ニャディクション側にプラス2の補正がかかります。
プラスの補正は有利になるばかりでなく例えばデッキを高い数字で構築してしまうとバーストしてしまうリスクが強くなります。最初の部屋カードによって戦略を考えないとゲーム終盤で逆転されることになります。補正にはさまざまなものがあり、例えば常にアクションがプラスされる補正もあります。

このように、昼と夜、条件付きジャンケンとジャックキャッツを繰り返しながら最終的に家を自陣の猫まみれにしたら勝利となります。

ゲーム好きの子供とそうでもない親が一緒に遊べるように運要素が多めの構成になっています。カードゲーム好きのお子さんには馴染みがあるルールばかりだと思いますが、そうでない親御さんはぜひ、お子さんにやり方を聞きながらやっていただければ、貴重な交流の場になっていると思います。
アナログゲームはデジタルゲームにない交流や対面でしか味わえないコミュニケーションが特徴だと思っています。
また、嗜癖につながるような強い刺激も少なめですし、これを機会に\インターネットゲーム依存について学習の機会によりより良い生活に繋がればと思って作り上げました。 ぜひ手に取って遊んでいただければと思います。